2月28日(土)〜 3月7日(土) − フィジー
民族衣装「スル」を着る 「ワールド航空サービス」社の募集型企画旅行「フィジー・ヤサワ諸島の素朴な島々を巡る旅」に家族で参加して、フィジー諸島共和国を垣間見てきました。参加者は90名、その内Aグループの44名は2月28日出発、残りのBグループは3月2日出発でした。各グループは2組にわけられ、それぞれの組に添乗員が付きました。私たちの組は「中村 圭」さんでした。往復のパシフィック航空(Air Pacific)のシニア割引を利用するため、参加者は50歳以上に限られました。日程は、往路の機内で1泊、フィジー本島(ビチレブ島)に2泊、ヤサワ諸島のクルーズ船に4泊でした。船は旅行社のチャーターした、オーストラリアの「Captain Cook Cruises」社が運航するフィジー船籍の「リーフエスケープ(Reef Escape)号」、乗客定員120人、総トン数1,850トン、全長68メートル、全幅13.5メートル、速度8ノットでした。

1日目 成田空港19:00発FJ303便でフィジーに向け出発。機材はB767−300、エコノミーの座席配列は2−3−2、25KJに座る。ほぼ満席。離陸後、空席があったので中央の3席を独占する。機内食で晩い夕食。

2日目 着陸2時間半前から飲み物と軽食のサービスがある。飛行時間約9時間といっても、晩い夕食と早い朝食で睡眠時間は4,5時間しかない。フィジーのナンディ国際空港06:45着。日本との時差+3時間。そのままバスでフィジーの本島「ビチレブ(VITI LEVU)島」の西部「ナンディ(Nadi)地区」("d" の発音は"nd")の観光が始まる。冬の日本から熱帯のフィジーへ来て着替えなしはつらい。現地ガイドはフィジー在住5年の日本人独身女性「小林(ゆう子?)」さん。まず植物園(ラン園)「Garden of the Sleeping Giant」へ。Sleeping Giant は近くの山の名前。いろいろな熱帯性の植物がある。各地のランを集めている。次にフィジー人の村「ビサイサイ村」を訪ねる。最初にフィジー人が住み着いたという由緒ある村で、ここの村長(ガイドは「チーフ」と説明した)は「イロイロ現大統領」。観光は午前だけで、島の南部「コーラルコースト(Coral Coast)」にあるホテル「ワーウィック フィジー リゾート アンド スパ(Warwick Fiji Resort & Spa)」へ。海に面したリゾートホテルで、欧米人が滞在している。ホテルのレストラン「Bula Brasserie」でビュッフェ形式の昼食の後、客室に入る。198号室。ベランダがあって海(ラグーン)が見える、トリプルベッドの部屋。ゆっくり休息したり、海岸を散歩したり。夕食も同じレストランでビュッフェ形式。 ラン園 ビサイサイ村 ホテルのレストラン

3日目 朝食はホテルのレストラン(Bula Brasserie)でビュッフェ形式で。今日はビチレブ島南部コーラルコースト周辺の観光。砂丘が暑くなる前に行くために、ホテルを8:00に出発して「シンガトカ大砂丘(Sigatoka Sand Dune("g"の発音は"ng"))国立公園」へ。高さ35〜40メートルの砂丘を登る。次に「カレブ・カルチュラル・ミュージアム(Kalevu Cultural Museum)」へ。民家園のようなもので、キリスト教伝来以前の精霊信仰の姿を紹介している。「カバ」の試飲(?)があった。次に野鳥園「クラ・エコパーク(Kula Eco Park)」へ。1800年代以降失われつつあるフィジーの固有種を飼育・展示している。固有種のイグアナと遊ぶことができる。ホテルへ戻って自由昼食。プールサイドのグリル「Lagoon Bar & Grill」で軽食を摂る。午後は休息。夜はラグーンの中のレストラン「Wicked Walu」で少し気取ってセットメニューの夕食。食後、本館で伝統ダンス「フィジアン・メケショー」を見ることもできた。 シンガトカ大砂丘 クラ・エコパーク ウィキッド・ワル レストラン

4日目 午前はナンディの市内観光、といってもマーケットと民芸品の土産物店だけ。マーケットには珍しい食べ物が並んでいる。カバの材料「ヤンゴーナ(Yagona)」の根の粉を買ってみる。土産物店では「ココナッツ石鹸」を買った。13:00ナンディと橋続きのデナラウ島(Denarau I.)の「デナラウマリーナ」でクルーズ船「リーフエスケープ号」に乗船。私のキャビンは3F(アッパーデッキ)の123号室。桟橋でナンディ警察音楽隊が歓迎のパフォーマンスを見せてくれた。すぐに出航。船1F(メインデッキ)前方にあるレストランで軽食。15:30「ママヌザ諸島(Mamanuca Is.)」の「ティヴア島(Tivua I.)」に着いて上陸。島への上陸はクルーズ船に積んでいるボートを使う。どの島にも桟橋がないので、砂浜の少し先の水の中に降りる。「ウォーターランディング」と呼んでいた。島では各自「シュノーケリング」、「ダイビング」、「グラスボートによる珊瑚礁見物」などを楽しむ。船のボートの一隻はグラスボート。夕方は18:30から船2F(プロムナードデッキ)前方にあるラウンジでカクテル(わたしはソフトドリンク)(有料)、19:30からレストランで夕食。今日は船長歓迎ディナー。 ナンディのマーケット リーフエスケープ号の出航 ティヴア島

5日目 船は「ヤサワ諸島(Yasawa Is.)」の西側を北上して、朝(多分)「マタカワレブ島(Matakawa Levu I.)」の「ブラザービーチ」に到着。9:00から上陸、昨日と同じように遊ぶ。午後、船はさらに北上して「ヴァワ島(Vawa I.)」の「ヴァワベイ」に進む。上陸できたが、私たちは船で休息した。夕方、船はヤサワ諸島の東側に出て「サワイラウ島(Sawa-i-Rau I.)」に到着。夕食後、クルーによるフィジー伝統衣装のファッションショーがあった。 ブラザービーチ リーフエスケープ号アッパーデッキ クルーの民族衣装ショー

6日目 9:00サワイラウ島の「ブルーラグーンビーチ」に上陸。この辺りは映画「青い珊瑚礁」(1980)の舞台になったところだそうだ。昼食前に船のブリッジを見学。14:00「ラツナマシ学校(Ratu Namasi Memorial School)」を訪問。近くの村から通う小学生・中学生くらいの子供たちの学校。男子は白いシャツ、女子は緑のワンピースの制服を着ている。われわれ訪問者に歌を聞かせてくれた。賛美歌のような内容のコーラス。17:00民族衣装「スル(Sulu)」(腰巻き)を着けて「ナブケル村」を訪問。村の女性が広場で手芸品の市場を開いている。正式な「カバの儀式」に参加してから、暗くなった広場でフィジー伝統料理「ロボ」(蒸し焼き料理)の夕食。船に戻ってから食後の飲み物とデザート。ビンゴ大会。私には「スル」が当たった。 サワイラウ島 ラツナマシ学校 ロボ料理

7日目 船はヤサワ諸島の東側を南下して「マタカワレブ島」に到着。「スル」を着けて上陸。まず村長の家で簡単に「カバの儀式」を済ませてから村に入る。ビーチに戻ってまた各自遊ぶ。12:30から船のサンデッキでバーベキューランチ。牛、豚、ラム、鶏、魚など。午後、船は「ドラワカ島(Drawaqa I.)」に到着。上陸できたが、私たちは船で休息した。船はビチレブ島に向けて出航。夕食は「パシフィック・アイランド・ディナー」。食後、クルーショーがあった。 マタカワレブ島の村長(左) マタカワレブ島の教会 クルーショー

8日目 6:00船はビチレブ島テナラウマリーナに到着。乗船中の消費を精算して(チップは1人7米ドル)、8:00下船。乗船前と同じガイドさんの出迎えを受けて、バスでナンディ国際空港へ。10:30発FJ302便で成田空港17:00着。座席は34KJ。機内食1回半(半は軽食)。 リーフエスケープ号下船 デナラウマリーナ