1日目 成田空港10:20発NH929便で杭州(蕭山)空港12:40着。時差−1時間。機材はB767−300、エコノミークラスの座席配列は2−3−2。乗客は半分以下。機内食1回(昼食)。着後、「岳飛廟」と「呉山城隍閣」を見る。城隍閣内はエレベーターで昇る。西湖の全景が見える。ホテルにチェックインしてから、「五洋假日飯店」で野菜中心の夕食。
2日目 8:30、西湖十景の見物に出発。バスで白堤まで行き、白堤を歩きながら「(1)断橋残雪」、「(3)雙峰挿雲」、「(2)平湖秋月」の場所を見る。十景はそれぞれの季節や時刻でしか見られないので、観光で見るのは場所だけ。「雙峰」は遠くの峰なので、スモッグの中では見えない。篆刻で有名な「西冷印社」を訪問(冷はサンズイ)。印を注文する人もいた。さらに歩いて「(4)曲院風荷」を見てから、「飲湖上酒店」で点心風の昼食。面白い料理が出た。午後は蘇堤から遊覧船に乗って「(6)三譚印月」へ行き、上陸して島内を歩いて観光し、反対側の船着場から別の遊覧船に乗って西湖の東岸へ。西湖には三つの堤が作られている。白堤、蘇堤と「楊公堤」で、楊公堤だけ車が走れる。バスで「霊隠寺」へ。中国の禅宗十刹の一つだそうだ。中は広い。帰途、「中国茶葉博物館」でお茶の試飲。ここは「龍井茶」の産地だ。夕食は「川味観」で四川風火鍋料理。食後、大部分の人はマッサージに行った。夜、ホテルの裏の夜市を見に行く。日用品の店が多い。
3日目 今日はバスで「錢塘江の逆流」を見に行く。大潮の満潮時に海水が川を遡る現象だ。川の護岸などが整備されたので、今では往時ほどの激流は見られないそうだ。9:00出発、高速道路を上海方面へ向かう。観潮場所には「一線潮」と「回頭潮」との二つがある。わたし達は一線潮へ行く。浙江省嘉興市海寧(県級)市塩官鎮の錢塘江河岸に「観潮勝地公園」があり、観潮台が設けられている。10:20ごろ3号台に到着する。逆流が上がって来るのは午後1時ごろの予定なので、近くの「逆流資料館」を見たり、日本風の弁当を食べたりして待つ。やがて下流から、1kmぐらい離れた対岸まで届く一直線の白波が上がって来て、アッと言う間に目の前を通り過ぎて行った。数十秒の出来事だった。バスで杭州に戻り、錢塘江のほとりに建つ「六和塔」へ。この時、逆流も丁度近くの「錢塘第一橋」の下を通過した。六和塔の中の螺旋階段を登って周囲を見物。市内に戻る途中で、「老龍体育館」の下にあるスーパーマーケット「好又多」で買物。「百合花飯店(LILY HOTEL)」のレストランで茶葉料理の夕食。
4日目 今日は西湖十景の残りを見る。8:30バスで出発。西湖の東岸で電気カートに乗り、北側から蘇堤に入る(「(5)蘇堤春暁」)。公園のような「(7)花港観魚」でいったんカートを降りて庭園内を散策。再びカートで「雷峰塔」の近くまで行く。「(9)南屏晩鐘」のある「浄慈禅寺」の門を見てから、「(8)雷峰夕照」の雷峰塔へ。野外のエスカレーターで丘を登り、塔内はエレベーターで登る。雷峰塔は977年の創建、1924年に倒壊、2002年に復元されたそうだ。「(10)柳浪聞鶯」の公園まで西湖の岸の遊歩道を1時間ほど歩く。疲れた。「大宋坊」レストランで麺料理(小麦粉を主な材料とした料理)の昼食。食後すぐ近くの「清河坊」歴史街を自由行動、買物など。「南宋官窯博物館」で南宋時代の登り窯の遺跡を見る。「中国シルク博物館」でシルク製品の買物。ホテルで休憩後、「楼外楼」で杭州名物料理の夕食。ここだけは本格的な中国料理だった。「東坡[火悶]肉」(東坡肉)、「西湖醋魚」(魚の甘酢料理)と「叫化童鶏」(乞食鶏)が珍しかった。乞食鶏は、鶏を丸ごと蓮の葉と泥で包んで蒸し焼きにしたもの。
5日目 10:30出発。杭州空港13:40発NH930便で成田空港17:35着。時差+1時間。乗客はとても少ない。機内食1回(昼食)。