1日目 成田空港14:20発CZ386便で広州空港17:55着。日本との時差−1時間、機材はB777、エコノミーの座席配列は3−4−3、ほぼ満席。強い向かい風のため、実際は5時間以上かかった。気温24度。入国手続き後、いったん託送手荷物を受取って国内便の搭乗手続きをする。20:15発(シンセン航空)ZH9603便で南寧空港21:30着。機材はB737−900,エコノミーの座席配列は3−3。気温17度。今日は元宵節で、夜でも南寧の街には大勢の人が出ている。ヨウ江酒店(YONG JIANG HOTEL)泊。BB使用可。
2日目 午前は南寧市内観光。「広西薬用植物園」と「広西博物館」を見る。植物園には黄色のサザンカ(ツバキ?)があった。珍しいものだそうだ。博物館には中国南部で出土した銅鼓が多く展示されていた。庭にはトン族の風雨橋がレストランになっていた。「大八仙酒楼」で昼食後、南寧駅14:40発の列車で百色駅17:25着。春節休み明けで百色の大学に戻る学生で混雑していた。途中で3駅に停車。。シンシン大酒店(XIN XIN HOTEL)泊、客室に暖房なし。南寧で通線ガイドと百色のローカルガイドの出迎えを受ける。ローカルガイドの毛さんは母親がチワン族だそうだ、女性。日本語はダメ。
3日目 バスで凌雲へ。途中、道路から「山月崖」という窪地を見る。形成途中の天坑だそうだ。さらに、「岩流天坑」と近くの「岩流瑶寨」を見る。岩流は地名。瑶寨はヤオ族の昔からの高床式の集落だが、政府の政策もあって新しい家に移り住む人が増えているそうだ。観光用の歩道が作られている。凌雲のホテル「迎暉山荘」で昼食後、郊外の茶畑を見る。入り口に「茶山金字塔景区」と書いてある。見渡す限り山々の頂まで茶の段々畑が続いている。少数民族の衣装を着た娘さん達のお茶の接待があった。さらに、バスで楽業へ。金源大酒店泊、客室にバスタブなし、暖房なし。
4日目 今日は楽業から凌雲に戻る。まず、近くの「地質公園博物館」を見る。天坑の説明と写真が展示されている。天坑は、天に向かって開いた穴の意味で、石灰岩地帯の鍾乳洞が成長して天井が薄い谷間が陥没してできた地形のことだそうだ。次に、少し離れた「大石囲天坑群」を見る。通常は入り口から電気自動車に乗り換えて入るのだそうだが、どういうわけか私たちはバスで乗り入れた。まず道路から「流星天坑」を見る。細長い穴で、底は耕作地となっている。本命の「大石囲天坑」は巨大な大穴(深さ613メートル、直径600メートル)で、観光用の歩道が作られていて幾つかの展望台がある。私たちは東峰の頂上まで登った。楽業の金源大酒店で昼食後、凌雲へ向かう。「納霊洞」の1.5キロメートルを歩いて往復する。洞内は蒸し暑い。内部の歩道に30メートルの高低差があり、高いところは特に暑い。迎暉山荘貴賓楼泊、客室の暖房は電気ストーブ、BB使用可。
5日目 朝食のビーフンのスープに、「猪肉粉」「牛[月南]粉」「狗肉粉」というのがあった。この辺では狗肉を食べるそうだ。今日は山を越えて、百色地区(百色市)から河池地区(河池市)に入る。ローカルガイドは巴馬の周さんに代わる。チワン族の女性、日本語はやはりダメ。鳳山で昼食後、「水源洞」を見る。救命胴衣を着けて鉄板の船に乗り洞内を往復する。船は棹で操る。次に東蘭へ向かったが、道路は製糖工場へサトウキビを搬入するトラックで大渋滞。諦めて巴馬へ向かい、「京都酒店」にチェックインした。京都酒店は経営者が変わったそうで、名前が「康佰大酒店」になっていた。街を散策。「寿郷大酒店」で夕食。新しい綺麗なホテルだが、客室にバスタブがないそうだ。京都酒店の客室ももともとはバスタブがなかったが、旅行社の要求で3階の客室だけ日本人用にバスタブを備え付けたそうだ。夜は「巴馬長寿研究所」の所長陳進超先生の長寿のついての座談会が開かれた。
6日目 今日は巴馬に滞在する。巴馬だけは朝食が中国式のセットメニューだ。今日から寒波が来て寒くなった。まず、徒歩で「百魔洞」を見る。途中に天井が広く抜けている所がある。これが天坑の底の部分。この付近は長寿の郷で、都会から来て長期滞在する人が増えているそうだ。巴馬の街に戻る途中、平安村平寒屯で109歳の女性黄媽能さんを訪問する。やしゃご(玄孫)と一緒に生活している、五世同堂。ただし家は昔のものではなく、新しいコンクリートの家だ。寿郷大酒店で昼食の後、昨日行けなかった東蘭に向かう。丸、三角、四角の穴の開いた奇岩を見てから、少し先の「広西農民運動講習所遺跡」(通称:列寧岩)を見る。巴馬に戻って「百鳥岩」を見る。岩といっても鍾乳洞だ。小船に乗って洞内を往復する。船は櫓で操る。夕食は寿郷大酒店で巴馬名物の「長寿料理」を食べる。野菜が多い、山菜も。康佰大酒店泊。客室のエアコンは暖房もできることがわかる。今晩の眠りは快適。
7日目 今日はバスで南寧まで行き、航空機で広州まで戻る。バスは田陽で2日目に乗った列車と平行する。南下して、中国最大のアルミニウム工場のある平果のアルミニウム工場内のホテル「平果[金呂]賓館」で昼食。[金呂]は中国語でアルミニウムのこと。さらに南下して(時間調整のため)隆安で自由市場を見る。当地の民謡のCDを探したがなかった。南寧空港18:50発CZ3332便で広州空港19:55着。機材はB737。嘉鴻華美達広場酒店(ラマダプラザホテル)で晩い夕食、泊。
8日目 いつものように早い出発。朝食はボックス。今までと違い菓子パン、カステラ、ヨーグルト。広州空港08:15発CZ385便で成田空港13:20着。時差+1時間。機材はB757、エコノミーの座席配列は3-3。