２００５年２月の日記

第１日　成田空港１４：２０発ＣＺ３８６便で広州新白雲空港１７：５０着。中国の航空会社の機内食は美味しくなった。魚はウナギ。日本を冬支度で出発したが、広州は生暖かい。街もホテルも明後日の春節に向けて飾られていた。花都新世紀大酒店泊。

第２日　朝５：００に起きて空港へ、朝食は空港でホテルの弁当を食べた。広州空港０９：０５発ＣＺ３４８７便で昆明空港１０：５５着。予定の雲南省民族博物館は春節休みだったので、替わりに雲南民族村を見学する。所々で春節の出し物の練習をしていた。時間つぶしにお茶屋の実演を見てから、昆明空港２１：３５発ＭＵ５９３１便で保山空港２２：２０着。ここはまた冬。蘭都大酒店泊、客室暖房なし。春節を祝って自分たちでホテルの前で０時に花火や爆竹を揚げた。

第３日　専用バスでホテル０９：３０発、瀾滄大橋の手前で大保高速を降り、暫く瀾滄江を北上してから一山超えて、昼過ぎ怒江のほとりの六庫（濾水県六庫鎮）着。ここは自治州の人民政府所在地。午後、街を散策、向陽橋などを見る。対岸の河べりがきれいに整備されていた。自由市場は春節でほとんどの店がお休み。中国南方航空のシンボルマークの木棉の花（攀枝花）があった。通宝大酒店泊。

第４日　ホテル０８：００発、怒江左岸を遡る。Ｖ字の大峡谷、右岸はミャンマー国境の高黎貢山、左岸は瀾滄江との分水嶺碧羅雪山。途中、山を少し登って老母登（福貢県匹河怒族郷老母登村）を訪問、基督教堂や怒（ヌー）族の民家を見学した。この自治州内の村には基督教堂や天主堂のある村が多い。夕方、怒江右岸の貢山（貢山独龍族怒族自治県茨開鎮）着。山丹飯店泊、斜面に建つホテルで道路側の入り口は５階、客室暖房なし、午後８時半頃から熱湯が供給された。

第５日　今日は連泊。ホテル０９：００発、さらに怒江を遡って４０キロ北の丙中洛風景区へ。丙中洛（貢山自治県丙中洛郷）は現在車の入れる北限で、さらに茶馬古道がチベット自治区へ通じている。甲生村の農家餐庁で昼食、この村はヌー族・リス族・チベット族が混住しているそうだ。丙中洛の街で独龍（トールン）族のおばあさんを訪問、トールン族の古い習慣で顔に刺青がある。貢山に戻る途中で双拉村を訪問、天主堂、ヌー族の民家を見学する。早く貢山に戻ったので街を散策、みかんなどを買った。今日は街に観光客が多く、各ホテルのカウンターには「客房已満」と書いた札が出ている。ホテルの人に聞くと、春節３日目から５日目までがホテルも満杯になるそうだ。

第６日　ホテル０９：００発、一昨日来た路を六庫へ戻る。途中、怒江に渡したロープで河を渡るリス族を見た。また、高黎貢山の一つの峰に明いた大きな穴、石月亮の展望台で写真休憩、リス族少女の写真モデルと写真を撮ったりして遊ぶ。福貢で昼食の後、阿加瓦底村でリス族の民家を訪問する。六庫通宝大酒店泊。

第７日　ホテル０８：００発、山を越えて瀾滄江に出てから大保高速に乗り、昼ごろ大理（大理白族自治州下関鎮）着。午後、周城（喜州鎮周城村）の藍染工房と大理鎮の大理古城を見学、大理古城はたいへんな人出だった。大理の現地ガイドは元赴日技能研修生。亜星大飯店泊、大理古城近くの近代的ホテル。

第８日　５時に起きて、大理空港０８：３０発ＭＵ５９５４便で昆明空港０９：００着。翠湖公園を散策してから、昆明空港１５：４０発ＣＺ６７４２便で広州１７：１０着、実際は３０分以上遅れた。夕食に名物の子豚の丸焼きをたべてから、花都世紀大酒店泊。

第９日　４時過ぎに起きて、広州空港０８：１５発ＣＺ３８６便で成田空港１３：２０着。機内食の魚はやはりウナギ。