1972年10月6日(金)-10日(火)

景 鶴 山 (尾瀬)

同行者: 秘境サークル(L熱田、田中、池田、牧、飯田、井出元、植原、中村)

第1日(10/6)曇 尾瀬へ

鎌倉駅 20:19 - 上野駅 22:13 - (尾瀬1号) - 沼田駅 - (タクシー) - 2:00 富士見下(幕営)
上野からの「尾瀬1号」は少し立つ人がいる程度。やはり尾瀬へ行くハイカーが多い。Lの熱田は大宮から乗車。沼田からタクシーで富士見下へ。夜中で寒い。小屋の横にツェルトを張って仮眠。

第2日(10/7)快晴 景鶴山へ

出発 6:00 - 7:55 富士見小屋 8:10 - 9:35 竜宮十字路 10:10 - 10:30 東電小屋付近 11:00 - (ヤブコギ) - 12:20 景鶴山取付(昼食) 13:15 - 14:20 水場(幕営)
5:00 起床。富士見小屋付近はハイカーでいっぱい。原から外れた所からヤブコギが始まる。途中で踏跡に入れたので楽になる。景鶴山の取付からは明瞭な踏跡を辿る。予定より遅れて水場に到着。ここでビバークとする。斜面の踏跡を広げてツェルトを張る。ズリ落ちて寝にくい。夕食はシチュー(牧が担当)。

第3日(10/8)快晴 与作岳を越える

出発 7:40 - 9:35 景鶴山頂上 10:40 - 12:40 与作岳(昼食) 13:30 - 15:50 幕営地点(1828 ピークを少し降りた所)
5:30 起床。景鶴山頂上で景色を楽しむ。景鶴山・与作岳分岐から本格的なヤブコギが始まる。与作岳付近は特に強烈なヤブ。シャクナゲの木が一番通り難い。与作岳を少し下った所で小さい池塘に出る。川崎隆章先生が「めぐみの田代」と名付けた所らしい。水を補給、今夜の炊飯に使う。1828メートルのピークを少し下った所でビバーク。スズタケを刈払ってツェルトを張る。Lの鉈がよく切れる。今晩はカレー(池田が担当)。

第4日(10/9)晴後曇 幻の大池

出発 6:10 - 8:05 岩場 8:30 - 10:45 幻の大池への路 11:00 - 11:25 幻の大池(昼食) 13:50 - 14:20 分岐 14:35 - 16:45 籠渡し 17:10 - 17:20 小沢平尾瀬口山荘(幕営)
4:00 起床。昨夜は流星群が見えるはずだったが誰も起きなかった。今日は始めから下りで助かる。幻の大池(地図では「白沢ノ池」)は山の中の静かな池。水を飲む。他に1パーティーあり。幻の大池から戻りかけた時、川崎先生のパーティーに会う。日本登山学校の実技山行、6人。先生のパーティーは1時間遅れて小沢平に帰着した。小沢平への下りは急勾配の所が多い。半分、滑り降りる。籠渡しは初めての経験で愉快。今日は到着が遅くなったが、最後の夜なのでビールを尾瀬口山荘で仕入れて乾杯。川崎先生一行も加わって話を聞いたり歌ったり。夕食はインスタントラーメン(飯田が担当)。

第5日(10/10)快晴 奥只見を経て帰る

出発 7:00 - 8:05 清四郎小屋 8:20 - 9:05 尾瀬口船着場 11:50 - (船) - 12:40 奥只見船着場 - 奥只見駐車場 13:30 - (バス) - 14:50 小出駅 15:11 - (佐渡3号) - 18:23 上野駅 - 東京駅 19:03 - 鎌倉駅
昨夜は一番寒かった。小沢平からバスもあるが奥只見湖まで歩く。(バスは峠から小出まで直通の会員バス)。車の通りが少なく、舗装してないので気持ちのいい路。清四郎小屋で集成図を買う。奥只見湖の定期船(10:00)は満員で、増便を待つ。バスは越後交通。手際は悪いが料金は高くなく、荷物代もない。上越線の急行は相変わらず混んでいる。グリーン車のデッキで多少楽に帰れた。